美しい日本の歴史的風土100選(古都保存財団)

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美しい日本の歴史的風土100選について

財団法人古都保存財団

はじめに
 長い歴史と伝統を有し、豊かな自然に恵まれたわが国には、歴史的意義を有する建造物、遺跡等が山丘、水辺などの自然的環境と一体となった美しい「歴史的風土」を形成している地域が全国各地に沢山あります。これらの歴史的風土は、わが国の歴史や伝統の積み重ねに裏打ちされた美しい日本の国土の源であり、国民共有の文化的資産として保存・継承されるべきものです。
 平成18年は、「古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法(以下、「古都保存法」という。)」が昭和41年に施行されてから40周年に当たりました。
 そこで、古都保存に関する理念の普及啓発と歴史的風土の次世代への継承、地域の観光振興などを目的として、「美しい日本の歴史的風土100選」を実施することといたしました。
 平成18年10月から12月にかけて次世代に継承すべき美しい日本の歴史的風土が良好に保存されている全国の事例について公募したところ、全国の地方公共団体、NPO、個人などから、予想以上に多数のご推薦をいただきました。
 これを受けて、平成19年1月31日に「選定委員会」を開催し、「美しい日本の歴史的風土100選(特別枠)」、「美しい日本の歴史的風土100選(特別枠を除く。)」、「美しい日本の歴史的風土準100選」を選定し、HPで公表しました。
 また、平成19年3月2日(金)には、東京・霞が関の弁護士会館2F大講堂「クレオ」において、選定された都市の紹介と古都保存行政の理念の全国展開をメインテーマとする「美しい日本の歴史的風土100選選定記念フォーラム」を開催しました。
 本事業に関わられた多くの方々、実行委員会の構成団体、ご後援いただいた国土交通省、文化庁、諸団体、企業の皆様に厚く御礼を申し上げます。
 以下、本事業の概要を取りまとめ、報告と御礼に代えさせていただきます。

1、事業実施の趣旨・目的と実施体制
 古都保存法に基づく取り組みにより、京都、奈良、鎌倉など古都における歴史的風土は概ね良好に現在まで保存・継承されてきました。
  わが国では、古都以外にも歴史的・文化的資産が山丘、河川などの自然的環境と一体となった美しい「歴史的風土」を形成している地域が沢山あります。 これらの歴史的風土は、わが国の自然、歴史や伝統の積み重ねに裏打ちされた美しい日本の国土の源であり、次世代に継承されるべき国民共有の文化的資産ですが、住民の日常生活の場であるために、残念ながら近年、生活様式の変化や、土地利用の変化などにより消失する例が生じてきており、価値の再認識につながる取り組みが必要となっています。
 また、現在、政府において推進されている観光立国施策においても、地域の魅力を向上させ、国内外からの観光客を誘致し、国際的相互理解を深めるうえで、わが国固有の歴史や文化を保存・継承し、地域づくりに活かすことが重要な課題となっています。
 このため、古都保存法施行40周年を記念するとともに、観光立国の推進に資するため、次世代に継承すべき美しい日本の歴史的風土が良好に保存されている全国の事例について、それらの魅力を国内外に広く伝える事業を実施することとしました。
 すなわち、わが国固有の文化的資産としての歴史的風土の保存と継承、観光振興、風格ある美しい活力に満ちた地域社会の実現等に資することを目的として、国土交通省所管公益法人等10団体によって実行委員会を設立し、(財)古都保存財団を事務局担当として本事業を実施しました。

2、応募概要
 平成18年10月から12月まで、公募による推薦を受け付けました。
 応募概要については、「美しい日本の歴史的風土100選」応募概要のとおりです。
 この表にあるとおり、応募総数698件の大半は地方公共団体からの推薦でしたが、個人、団体等からの推薦も89件と1割以上ありました。お忙しい中、推薦書を作成し、推薦していただいた各位に対して御礼を申し上げますと共に、その熱意に対して敬意を表します。

3、選定委員会と選定結果
 選定委員は、PDFファイル「美しい日本の歴史的風土100選」選定委員会名簿登載の11名です。選定委員長は、高階秀爾先生(東大名誉教授、大原美術館館長)でした。
 推薦要領、選定基準、選定方法などは、逐次、古都保存財団のHPに掲載しました。
 選定作業は、膨大な量の応募資料の分析・取りまとめを事務局である(財)古都保存財団において実施しましたが、一部の作業は、都市計画コンサルタントに委託しました。
 この分析・取りまとめた資料を選定委員会開催前に選定委員全員に送り、予備審査として、各地域に点数を付けていただき、上位から並べた順位リストを作成しました。この際のリストは、地域を併記した都市名に拠りました。
 予備審査を経て、平成19年1月31日、東京都千代田区の都道府県会館において選定委員会を開催し、活発な討論の末、「美しい日本の歴史的風土100選」及び「美しい日本の歴史的風土準100選」を選定しました。
 ここに、審査の概要について報告します。
 まず、世界文化遺産都市及び古都保存法の対象である10都市(両方に重複指定されているのが4都市あるので正味47都市)については、別格の「歴史的風土を有する都市」として、無条件で、「美しい日本の歴史的風土100選(特別枠)」として選定することが決まりました。
 次に、上記の特別枠以外の都市について、選定委員による予備審査で得た得点順のリストを作成しました。
 これに基づき、「100選(特別枠を除く。)」の選定作業が行われましたが、リストの上位90地域まではそのまま選定し、90~110位の地域について、選定委員会で議論がなされ、101地域にかかる117都市が選ばれました。
 その後、「準100選」の選定作業に移り、102~220位の地域について、選定委員会で議論がなされ、116地域にかかる124都市が選ばれました。
 この選定結果を受けて、事務局において、複数者からの推薦があった地域の名称の統一、選ばれた都市の選定対象地区・施設の精査などを行ったうえで、平成19年2月16日にプレス発表を行いました。
 選定された都市の一覧は、「美しい日本の歴史的風土100選」パンフレット(平成21年1月更新版)に掲載しています。


 【選定結果】

  「美しい日本の歴史的風土100選」(特別枠)

  「美しい日本の歴史的風土100選」(特別枠除く)

  「美しい日本の歴史的風土100選 準100選」

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