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亀形石造物(カメガタセキゾウブツ) 日本遺産構成文化財世界遺産構成資産候補石造物

亀形石造物[写真]-

酒船石遺跡の中でも北西の谷部に位置する謎の石造物。全長2.4m、幅2mの亀形を呈する。2000年に発掘によって発見された。顔を南向きに据えられ、丸く彫られた両目、4本の指の表現が施された両足が特徴的である。水は鼻から甲羅部分に流れ込み、円形の凹型の甲羅部分で水を溜め、V字状に彫られた尻尾の部分から流れ出すようになっている。

亀形石造物のすぐ南側には小判形(船形)に彫り込まれた石造物があり、続いて南側にこれら石造物に水を供給していたと思われる湧水施設がみつかっている。斉明天皇が信仰した道教の世界を表す両槻宮の一部ではないかとか、政治を占う施設とか、身を浄める場所とかさまざまな説がある。出土した土器などから7世紀中頃~10世紀の間にかけて利用されていたことが確認されている。

基本データ-

所在地奈良県高市郡明日香村岡
アクセス近鉄「橿原神宮前」駅東口または「飛鳥」駅より奈良交通明日香周遊バス乗車。「万葉文化館西口」下車すぐ。
休業日年末年始
入場時間8:30~17:00
※冬季期間中(12月1日~2月末)は9:00~16:00
文化財保存協力金大人 300円、大学生 300円、高校生 300円、中学生 100円 小学生100円
お問い合わせ飛鳥観光協会 0744-54-3240

アクセスマップ-

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