飛鳥寺・蘇我入鹿首塚(アスカデラ・ソガノイルカノクビヅカ) 史跡日本遺産構成文化財世界遺産構成資産候補寺・神社
588年蘇我馬子の発願によって建立されたと伝えられる日本最古の仏教寺院。造営には百済から渡来した僧・寺工など、多くの新知識や技術を携えた人々がかかわった。1956年からの発掘調査によって、塔を中心に東・西・北に金堂を築き、中門からのびる回廊がこれらを取り囲む伽藍配置であることが明らかとなった。
日本に類例のないこの配置は、高句麗の清岩里廃寺に近似していることが指摘されている。また、"飛鳥大仏"の名で親しまれている本尊の釈迦如来は、止利仏師の作といわれているが、中国北魏様式をとっており、当寺が東アジアの様々な要素を取り込んで造営されていることがわかる。1196年の火災によって大破したが、法隆寺金堂釈迦三尊像との類似が指摘されている。
飛鳥寺の西側に、『乙巳の変の時に蘇我入鹿の首が飛んできた』と伝承される五輪塔がある。地元では入鹿の首塚と呼んでいる。
拝観料 | 大人 | 大学 | 高校生 | 中学生 | 小学生 |
個人 | 350円 | 350円 | 250円 | 250円 | 200円 |
団体30名以上 | 320円 | 320円 | 220円 | 220円 | 170円 |
基本データ
所在地 | 高市郡明日香村飛鳥682 |
アクセス | 近鉄「橿原神宮前」駅東口または「飛鳥」駅より奈良交通明日香周遊バス乗車。「飛鳥大仏前」下車 すぐ |
駐車場 | あり(20台) 普通:500円、バス中型:2000円、バス大型:3000円 |
拝観時間 | 4月~9月 9:00~17:30 受付は17:15まで 10月~3月 9:00~17:00 受付は16:45まで |
お問い合わせ | 飛鳥寺 0744-54-2126 |